ごきげんよう。
桜餅こと、桜田餅子です。
学生の頃の思い出を振り返ってみようシリーズ(?)、中学生編ラストです
▼国立の附属中に「編入」してしまいました
▼頭良い中学生たちの日常。国立中良いよって話
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今回は、国立の附属中のデメリットについて書こうと思います。
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学区という概念が無い
当たり前のことなんですが、「子供がギリ通える範囲」から生徒が集まってきているわけで。
子供会とか登校班とかご近所グループとか、そういうのありません。
私は学校が激近だったのでデメリットに感じたことがないのですが、部活終わってチャリで何キロも飛ばして帰ったり、バスや電車を乗り継いで帰ってたりと同級生は大変そうでした。
学校前から出てる路線バスは、もはやスクールバス化していました。
田舎から転校してきた私は「都会の子はひとりでバス乗れてすごいな」って思ってましたが、いや、普通に不安だよね中学生・・・あ、小学生も・・・。
みんなえらい。頭が良いと度胸もつくのかな。
公共交通機関に慣れているので、校外学習等の行事でよく『現地集合』と当たり前に言われて当たり前に一人で来てました。
私はタクシーで行ってたよ・・・・っ!(母は車の運転ができない)
あと、編入してから友達の家で遊んだことないし、誰かが来た事もない。
転校前や高校の時は誰かの家で遊ぶってよくあったけど、附属中の友達の家って割と仲良かったのに家どこにあるか誰の家も知らないなー・・・といまブログ書いてて気付きました。
平日の関係は学校内で完結。
休日は誰もが集まりやすい『学校』か『ターミナル駅周辺』集合で遊んでました。
実験台にされまくる
なんといっても「附属中」なので、教育の実験台になります。
前回書いた、ガチな総合学習や観光無し修学旅行もそのひとつ。
なにより印象に残ってるのは県で初めて『二期制』が導入されたことです。
今でこそ普通ですが、当時は新しかったんですよ。
体育館で二期制についての説明会が開かれて、その時に先生が「実験台」発言をしてました。
発言を受けて、大多数の内部生が「あんな言い方・・・ショックー。」て反応で、外部の子が「内部の人達さぁ、ショックとか言ってたけどさ、そんなん知ってたよね?承知で入学したんじゃないのwねー餅子ちゃんもそう思うよねー」って陰で言ってきたのを覚えている・・・。
私は編入生なので特になんの感想もなかったけど、幼稚園受験とかの子は、意外と『附属中』のアイデンティティを知らずに通ってるんだなとは思いました。
純内部生にはなんかのタイミングでここがどういう学校なのか親から教えてあげるべきなのかもしれない。
実験台校らしく研究授業がよく開かれるのも特徴のひとつ。
授業参観並みに大人が来て教室の後ろにズラッと並んで、最初はすごくびっくりしましたが、同級生のスルースキルが半端なかった。慣れてんだな。
しかも研究授業の時はあくまで自然体でありつつ、空気読んだ発言や質問するのもびっくりした。
研究授業、あれ上手く行き過ぎてサクラじゃね?と思う時ありますが、サクラじゃなくて学生の優しさと先生の暗黙のメッセージで生まれた『作品としての1コマ』です。
サクラではないよ・・・。自然な授業でもないけど・・・。
教育実習生の分かり辛い授業
教育実習生、めっちゃ来る!
毎秋には1クラス5人配属され、一緒に給食食べたり掃除したり。
最後には壮大なお別れ会。
あ、附属中にはめっちゃでかい「教生室(=教育実習生室)」があります。最初なんの教室かと思った。
で、この大学生たちの授業が、、まぁ、、、分かり辛いんですよね。
分かり辛いだけじゃなく、急に一単元だけフォーマットの違うプリント学習になったり、ノートの取り方変わったりするのが混乱して嫌だった。
同級生は皆慣れてるし、なんなら授業アンケートに上から目線のアドバイスとかしてて、しかもそれが的を得ていて震えた・・・。
私は20歳くらいの先生よりも明らかに若い大人と接したことがなくて妙に苦手でした。
同級生はお兄さんお姉さん感覚でタメ語で話しかけてたけど、それも気が引けるし。
かといって実習生に先生ヅラされんのもなんか嫌だった。
そういえば・・・3年のとき珍しくオジサンの教育実習生が来て(おそらく、教免取るための大学入り直し?)、裏で「ハウオールドアーユー」ってあだ名付けられてました。中学生容赦がない。
塾いく人多い
外部生は中学受験の延長で塾に通ってる人が多かったです。
相対比で成績が下がった内部生も通い出して、もはや学校の授業が復習みたいになってる子もいた。
塾も2大派閥があって、さらに塾内のクラスもあるから、塾で同じクラス=仲良しグループになってる子達も多い。
無論、塾に行ってないから友達できないなんてことはないですが。
少し寂しかったです。
(塾内人間関係に入ってくのが面倒&お金ない=私は進研ゼミ派でした)
例のごとく通いやすさからターミナル駅の塾に通うので、スクールバスならぬ塾バスってかんじでした。
高校受験の時は、校門前に塾講師が塾生の応援にきてました。ロンリー。
そしてまたまた例のごとく本物の天才は塾に行ってない。
↓これと同じ図式。
同級生に障害を持ってる子がいない
市立の小学校や中学校、クラスに耳の聞こえない子がいたり、普段は障害児クラスで生活してるけど一応所属は普通クラスで、行事や給食だけ一緒に過ごしたりしませんでした?
耳の聞こえない子と話すときは口を大きく開けるとか、ダウン症の子がどんな風なのかとか、LDやADHDの子が普ッ通~~によくいることとか、誰に言われずとも自然に学んだ気がするなぁ。
附属中、附属小、附属幼稚園とは別に附属特別支援校があるため、学内に障害児がいない・・・。
これってすごくデメリットだと私は感じてしまいます。
何気ない会話で(えっそれ知らないの?)(そんな発言しちゃう!?)って感じることがたま~にありました。
障害者を変に腫物に触るような存在に感じてることが言外から伝わる・・・というか。うまく言えませんが。偏見があるんじゃなくて、単純に知らないんだよね。
中学の時ドラマ「オレンジデイズ」が流行って、最終回ラストで耳の聞こえない主人公が「いってらっしゃい」って発声するんですよね。
次の日、内部生の友達が「感動した~あれって、最後聞こえるようになったって事かな~」とか言ってて衝撃だった。普通に賢い、普通の感性持ってる友達だったから。
国立中は私立と比べて色んな人がいて「小さな社会」を疑似体験できる環境にある方だとは思いますが・・・こればっかりは「出会えてない」と感じます。
なんだかんだ裕福な家庭が多めではあるし。
医者や税理士などの『○○士・師の子供』が多かったな・・・うん。
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まとめ:デメリットもそれなり
どんな学校も一長一短ですが、デメリットもあるにはあります。
しかし個人的には総合的にメリットの方がぶっちぎりで勝ってる感覚。とても良い学校でした。
周りに引っ張られて、「私も頭良くなって楽しく生きたい!」と強く感じ、高校受験のときが人生で一番勉強しました。
大学入試よりも「この受験で人生が大きく変わるはず」という想いが強かった。
その結果、高校生活は初めて自分と心の底から分かり合える仲間と出会え、毎日毎日つるんで夢のような日々でした。
転校や進級等で受動的に変えられてきた環境から、生まれて初めて能動的に自分が手に入れた環境。
この3年間のために生きてきたんだと思える答え合わせのような毎日でした。
当時の友達とは今でも仲良しです。
さて、やっと次回は大学入試について書こうと思います。
正直、中学編のほうがドラマがあったので、つまらなくなりそうです笑
志望校選びとか、センターを勉強以外のワザで解く方法、とか書こうかな・・・。
▼この記事でちょっと触れました。センター小技。
どんとはれ!
☆こんな記事もあります☆
何度も言うが「裏口編入受験」である
勉強すると人生が楽しくなる。かけがえのないことを教えてもらいました。
大人になっても活かせる、「勉強の仕方」。