ごきげんよう。
桜餅こと、桜田餅子です。
進学校に通った私の思い出話。
▼一年生編はこちら
2年生編もきっと「あるある」がいっぱいです!
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合格体験記が配布される
2年生に進級した4月。年に一度発行される「合格体験記」が配布されました。
これは前年に合格した先輩たちの作文!
どっかの業者を使って綺麗に製本された分厚い、かつ中身は二段組みになってるボリューム満載の本です。
・教科別の勉強法、オススメの参考書
・3年間の勉強計画をどうしていたか
・部活との両立をどうしていたか、タイムスケジュールなど
・体調の整え方、穴場勉強スポット、モチベの上げ方
・推薦/小論/実技など特殊な試験(皆国立を受けるのでAOとかは特殊受験に分類されるのである)を受けた人の考えていたこと
などなど・・・すっごく読みごたえがあります。
さぞかしつまらなそうな冊子と思われるかもしれませんが、知ってる人が書いた文章だし、自分の悩み・志望校に近い人の文章だし、何より皆すごく面白い文章を書くので、めちゃくちゃ引き付けられる。
そして実際とても役立ちます。なるほどと思える勉強法がギュギュギュッと詰まっている!
モチベーションも上がるので、勉強に飽きた時など何度も読みました。
3冊家にあって、なんなら今の家にもあります・・・。卒業アルバムとともに。
これを書くためにパラパラ読み直してたらまた読み込んじゃった。
非売品のこの本を手に入れただけ、この高校にきた甲斐があったと思いました。
そんじょそこらの勉強本的な指南書よりよっぽど価値があった。
乗り合いバスで行くオープンキャンパス
高校から一番近い難関大までは新幹線等を駆使しないといけない距離です・・・田舎。交通費もバカになりませんが志望者も多い。
しかしオープンキャンパスには行っておきたい。
ということで、その大学のオープンキャンパスに行きたい人が超破格で乗れる乗り合いバスというのが学校から発車します・・・!
進学校ならではのメリットです。
ですが、こういう学校の補助的なのがあるのは、この難関大と地元国立大のみ。
オープンキャンパスに一度も行かずに大学受験する人も少なくないです。むしろその方が多いかも?都会に住んでる人からすれば信じられない話ですね。田舎人は一度も大学を見ずに、HPと資料だけで志望校を決めているのです・・・。
私個人は3年の時に日帰りでオープンキャンパスに行かせてもらえました。ありがたや。その話は3年編で。
未履修問題発覚
前回の記事(地方の進学校で3年間過ごした思い出【一年生編】)で無駄にひっぱった、2年の時のおきた「ある問題」とは、そう、未履修問題です。
未履修問題とは、大学入試に必要ない科目を外し必要ある科目の授業をしていた高校が全国的にあったことが明らかになった、、、という2006年にあった大事件です。
我が母校もがっつり未履修校でした!!だよね!
総合は遠足だったし、情報の授業とか無かったもん!
そして、私は世界史を履修していません・・・!
受験でも使わないし別に要らんと思ってましたが、大人になると世界史って結構「常識」です・・・。
必修、さもありなん。普通に今、困る場面多いです。
地理選択でもなかったから国の名前が全然わかりませーん\(^^)/
まぁ厳密には未履修発覚後にカリキュラム改正的なものがあって履修はしたんですけどね・・・。
30コマくらい?週2で世界史要約ビデオを視聴する時間があって終わった。
もちろん誰もちゃんと見て無かったです。貴重な内職時間でした。
私は内職すらせず友達とずーっと筆談で遊んでいました。。よってなにも覚えていない。
あ、いま思ったけど「内職」って方言・・・というか局所的に使われる言葉だったりするのかな?授業中に、別の科目の勉強することです。内職っていうよね?
その他の教科は、HRの時間が2カ月ほど情報のプリント学習になったり、生物の時間に化学1の教科書をちょっと参照するようになったり(これで化学は履修したことになった。雑。)しました。懐かしい。
で、当時の当事者・高校生の心情なんですが・・・。
特に学校を責める気持ちって全然なかったんですよね。
ニュースでは生徒や保護者が
「勝手にカリキュラムを決めていて、許せない、私達は被害者だ」
的な意見も多々あったのですが・・・。私は先生たちが本気で大学に受からせようと、良かれと思ってした結果だと思ったので責める気持ちは全然なかった。
周りも結構そんな感じでした。だいぶ洗脳されてたのかもしれませんね!笑
全校集会が開かれて、校長が経緯を説明して、先生方が私達に頭をさげて。
あの厳しい先生たちが皆平謝りで・・・今後の対応とか真摯に説明してくれて・・・。先生が「申し訳ありませんでした」ってずっと頭をあげなかった時は泣きそうになりました。実際に泣いてる生徒もいた。先生・・・悪くないよ・・・!
何人か、カリキュラムに関わっていた先生は離任していって悲しかった。
前年踏襲でずーっとやってたことに関わっただけだろうに、先生も被害者だよなぁ・・・。
ということで、未履修問題に関しては今も昔も学校擁護派な私です。洗脳されてんなぁ。
むしろ筆談で遊ぶ時間とか、必死にならなくてもいい科目のよく分かんない時間が増えてすごく楽しかったです(のんき!)。
夏期講習に大手予備校教師がやってくる
「予備校」なんてものが地元にないので、2年の長期講習では何コマか学校側が呼んだ予備校講師の授業がありました。田舎の進学校ならではの取り組みです。いつもと違う目線からの指導を受けられる的な。
CMでたまに目にする、いわゆる今でしょ的な語り口の個性あふれる先生が変わるがわるやってきました。
個人的には、分かり辛かった!
そんな勿体ぶって必殺技みたいに公式を使わなくても・・・そんな怒涛の早口言葉で古語を覚えなくても・・・そんなに線引きまくって長文読まなくても・・・。
まぁ、良い体験にはなりました。私には全然相性合わなかった!この機会活用できた人っているのかな?上述の合格体験記でも誰も触れて無かったけど。。
それでも「今日から予備校講師が来るぞ!」という初日は、「都会の人間がくる」という新鮮さで色めきだったものです。
誰かが来る講師名をネットで調べて、予備校のキャッチフレーズかなにか見たのか、「超イケメン講師らしい」という噂が3日前くらいからまことしやかに流れていました。
カッコいいお兄さんに数学を教えてもらえる♡!!ときめきが止まりません。
そしていよいよ当日、期待に満ち溢れた大教室に現れたのは・・・。
普通の人だった!!
イケメン風?いやそれにしても・・・もっといいキャッチフレーズはなかったのか?
不細工・・・とは言わないけれど、”背伸びしてる感”がまた・・・。
期待と現実のギャップに一瞬のうちに包まれて教室全体が
「くっ・・・ふふ・・・くっ・・・」という笑いをこらえる空気になりました。
あの噂はなんだったのか・・・私達の期待はなんだったのか・・・前フリ十分すぎる・・・これに色めきだっていた私達って一体・・・にしても見れば見るほど普通の人・・・なんか声高いし・・・授業分かり辛いし・・・でも絶対に笑っちゃいけない・・・あぁ、前の子明らかに笑いこらえてる・・・一緒にイケメンだって噂してたあの子も下向いて震えてる・・・。
と、今思うと本当に失礼なのですが、色んなことが可笑しくてしょうがなくて、笑ってはいけない環境も相まって、授業中ずっと笑いをこらえていた思い出です。
いや本当に失礼。
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中だるみしまくった2年生
センセーショナルな事件もありつつ、学校にほどよく慣れた2年生では見事に中だるみしました。
内職というか、授業中はずっと友達に手紙書いたり絵描いたり喋ったりしてたし、修学旅行もあったし(中学と違って 普通の修学旅行だった)、部活は佳境だったし、あんまり勉強していた記憶が無いです。
1年の時と同様、信じられない量の宿題と信じられない時間から行われる補講があったはずなのにね。夏休みも冬休みも無かったのに。うまくこなれてしまったのでしょう・・・。慣れってすごいね。
そんなこんなであっという間に3年生。
模試を受けまくったり、オープンキャンパスに行って志望校を決めたり、二次試験に大雪が降って新幹線が止まったりするよ!
▼続きます。
どんとはれ!!
こんな記事もあります
一年生編。慣れないことだらけなこの1年が、3年生より大変だったかもしれない。
思えば入学~卒業まで一つの学校にいれたのは高校だけだな。
吹奏楽部でした。