カントリーロ~~~ド♪
ごきげんよう。桜餅こと、桜田餅子です。
大好きな耳すまを実況風に好き放題言います。
まさかの後編です。
▼前編はこちら
最後までネタバレ全開でいきますよ
- 屋上、雨上がり、告白。
- 優子のお嬢様感
- 遠いものは大きく、近いものは小さくみえるだけ
- 人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。なにがおきても誰のせいにもできないからね。
- めっちゃ好きなシーンきたーーー!!
- よく頑張りましたね。あなたは素敵です。
- 聖司君の帰国
- 聖司君の王手!!
- エンディング
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屋上、雨上がり、告白。
告られ、ふり、惚れて、歌う。
怒涛の一日の翌日は雨スタート!
杉村!気まずい。もう色んな意味で気まずい。
挨拶して、優子にも普通に話しかけて、杉村は大人すぎるっ!!
ていうかこの日の雫の黄色カーディガン気になるわー
カーディガンは指定ないみたいだけど、黄色着れちゃうのが「保健室をたまり場にする女子」だわ~!そんな目立つ色、私は着れない。
聖司君からの呼び出し~ひゅうひゅう。
・・・・・・・・・。
杉村・・・・・・・。
切ない後頭部・・・・。
絶対に幸せになってくれ・・・。
屋上で晴れ演出が入るために降っていた雨があがる!
雫「虹が出るかもしれない」
抜け目ねぇーーーーっ!
月島雫→月島→雫
呼び方をブンブン飛ばしていく聖司くん。
何気に雫も
天沢君→聖司君になってるけどね。
そしてついに!
図書カードのストーカー手口の告白。
雫「私も・・・・」
ヒーット!!!はい!命中!!!
冷静に考えると普通に恐怖だけど、開示するタイミングが神すぎた。
「気になる男の子」ができて、
そいつが「気になってた名前」と同一人物で、
ずっと前から自分を好きでいてくれていた。
三段跳び決まりました!
ていうか何度も言いますけど、
これが告白としてちゃんと雫に届いたのは杉村のおかげだからな!
あっ、ていうか雫2日連続告られてやがる
優子のお嬢様感
悩み事がころころ変わる中学生。
杉村の件は?その報告は?
優子はそれ聞いてどうなの?
聖司くんのどこが好きだとか屋上で何話したとかは?
お父さんと喧嘩ってなに??
そんなのはもう彼女達にはどうでもよくて、
いまは進路の悩みだもんなぁ・・・。
中学生忙しいわ。
優子の家、すごく「優子の家」!
適度なお嬢様感だ。
リビングのレースや花柄のインテリア。
この家の精のようなお母さんの腕にはもちろん猫!
優子の部屋のアンティーク風の小物。
そんで、なんかでかい縞々の謎生物クッション!!
欲しいっっっっ
「決めた。私、物語をかく」
唐突~~~・・・・でもないか。
雫はそういうことやりそう感がある。
これと決めたらこれ!
自分だけ楽するのは無し!ってかんじ。
遠いものは大きく、近いものは小さくみえるだけ
やっぱりファンタジーのお話を書くんだね。
ちゃんとモデル許可取りに行ったり、石調べたりして偉い。
めっちゃ読んでみたいぞこの話。
※ちなみに「猫の恩返し」は雫が書いた話という設定があるよ!
図書館に迎えに来る聖司くん!
めっちゃ恋人同士じゃん!
手なんか握っちゃってさぁ~。
「付き合うってなに?」って言う小中学生に見てもらいたい。
お互いに好きあってる2人が、それ前提で一緒の時間増やして仲を深め合って、
お互いに高め合うことだよ!!
聖司くんと雫はちゃんと付き合っている。
全然描写ないけど、もうこのシーンだけで良くわかる。
人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。なにがおきても誰のせいにもできないからね。
ジブリの変てこイントネーション第一位、雫のお父さんの発音で発せられる深みのありすぎるセリフ。
ていうか、勉強しないで別の事するの許しちゃうんだ・・・。
お父さん・・・。
やるならちゃんとやれ、とか、高校いってからやれ、じゃなくて。許す。
そんで上述の深すぎるセリフ!
こんなん、マジで本気でやるしかないだろーっ。
唯一のお小言が「ご飯は家族とちゃんと食べろ」なのも強烈すぎる。
良いパパなのかは判断できないけど、少なくとも子供の事を信頼しているパパではある。
「ハチミツとクローバー」でも似た台詞あったな。
「大事なのはどっちを選んでもそれを言い訳にしないことだよ」
って修ちゃんが言ってた。
自分だけの道を選んだことのある人が一度は考えることなのかもしれない。
めっちゃ好きなシーンきたーーー!!
ここで急に耳をすませばで私が一番好きなシーンいいですか!!
この!!姉がいなくなった広い部屋で!
良く晴れた昼下がりに!
床に寝っ転がって!
いつか見つけたバイオリン職人の挿絵を開いて
切なげな表情で見て、閉じて、
横たわる雫!!!
これだけの、セリフのない一瞬のシーンなんだけど大好きなんです。
進路の不安、好きな人に会いたい気持ち、自分の挑戦への不安、寂しさ、ままならなさ。ぎゅっと凝縮されてる気がして。
台詞は無いけど、雫の気持ちが良く分かる。
どんな中学生でも抱いたことのある気持ちのエッセンスがあの美しい一瞬にある。
「あの気持ち、知ってるな」って皆なるもん。
中学生だったことのある全ての人の原風景。
よく頑張りましたね。あなたは素敵です。
挑戦を終えた人にかける最高の言葉なんじゃないだろうか。
挑戦を終えた人に提供する料理が「おうどん」なのも的を得すぎている。
雫がすっきりしてよかった。
混沌とした気持ちをきちんとぶつけられる対象があってよかったね。
憧れは人を強くする!
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聖司君の帰国
出てくるか分からない人の出待ち!
さすが図書カードを使って認知させる手を使った地道男である。
「それじゃ寒いな、ちょい待ち」
って王子様かよー!
雫も当然、横乗りだっ。
雫、あなたはずっとそのままでいて・・・。
この耳すま2人乗り、昔超練習しました。
聖司君が表れてから鳴り始める軽快で爽快な音楽と、どんどん流れていく街頭、街の景色が2人の高揚感を超表現している。
そして登り坂!
「お荷物なんかやだ」このシーンが2人の関係性の象徴。
聖司君の王手!!
「俺の秘密の場所なんだ」
雫も雫だけど聖司くんも聖司くんである。
そりゃそーか、同じ物語よんでるんだもんね・・・。
「聖司がいたからがんばれたの」
エッ呼び捨てッッ めっちゃ違和感ッッ
「わたし背伸びして良かった」
うん物語書いてみたのはいいけどッ呼び捨ては背伸びしすぎじゃない?
「おれと結婚してくれないか」
もっと背伸びしてるやついたーーーーーッッ!!!
もうお似合いだよ~君たち~~~
雫の『こっくり』があざとすぎヤバイ!
「やったー!」
かるッッ!!
「雫、大好きだ!」
知ってるよぉ~~もういいよ~~~
エンディング
オープニングが何にも染まってない英詩で、エンディングが雫作詞なのがたまらなくイイ。
あーー耳すま何回みても良い。
キャラの成長がはっきりしていて、わかりやすくて、無理が無い。
聖司くんはカッコいい。
舞台設定がロマンチック。
聖司くんと雫はうまくいくかねぇ。
こういうのって、高校入ったら新しい世界でそれぞれ頑張ってるうちに忘れちゃったりするけど、ねぇ・・・。
でも、それでも、互いに尊敬して、努力に憧れて、自分も頑張れちゃった経験ができたのはとても素敵。
雫も聖司くんもロマンに生きてる人間だから、意外と2人とも「私には結婚を約束した人がいるから」ってイイ歳になっても言い続けるやばい奴になる感じもする。
まぁ、作家はどこでもできるからある程度力つけたら雫は聖司くんについていけばいいんじゃないかな・・・。
そんで異国でルイーゼお婆ちゃんに出会って、「まるで魔法みたい!」って言ってくれ。それで一本お話書いてくれ。
なんてこと考えてエンドロール見てたら、優子と杉村一緒に帰ってる。
こういう2人が長いことうまくいったりしがち。
お似合いだと思う。幸せになってくれ。
あーーいい映画だった。
大人が昔を懐かしんで見る映画だよ、これは・・・。
♪明日はいつもの僕さ
♪帰りたい帰れない
♪さよなら カントリーロード
どんとはれ!!