世界はこんな色をしてたのか。

転妻アラサー専業主婦が日々を面白がる。結婚6年目。結婚準備→新婚→夫婦2人暮らし→保育士資格取得→娘出産、とその時々で自分の中でホットな話題を書いています。

【種村有菜原画展レポ④】アナログへのこだわりが境地に。丸ペンの繊細タッチがたまらない!!【響子編】

スポンサーリンク

 ごきげんよう。

桜餅こと、桜田餅子(28)です。

 

りぼん・別冊マーガレット等で有名な漫画家、種村有菜さんの原画展。

レポ第4回です。

前回まででやっとジャンヌ編が終わったので、今回は響子ちゃんから!

 

 

 

 

 

  ペン入れの細かさを極めすぎている時代

f:id:clayhand:20180213192934j:plain

いやいやいや・・・・時計の細かさよ・・・ 
 


f:id:clayhand:20180213192953j:plain 

おいおいおい・・・・リボンの動き気持ちよすぎるよ・・・ 


 
f:id:clayhand:20180213193011j:plain

地球!!髪の毛の動き!

これ、本当に漫画の扉絵?絵画じゃなくて? 

 


f:id:clayhand:20180213193057j:plain

・・・!?!?

同じ時計を3回描いた・・・・だと・・・!? 


繰り返しますが、どこまでもアナログを追及する漫画家、それが種村有菜さんなのです。

コピペで一発、とはしない。

そのうえで、手書きのタッチがきちんと活きているところがすごい。

無駄努力ではないのである。 

 

オール丸ペンでのペン入れ開始!!

f:id:clayhand:20180213193916j:plain

響子の全編通した線のタッチが、私が種村さん絵で一番好きな時代です。

響子の時から輪郭線から髪の毛からALL丸ペンにしてて。

その繊細さがすごく綺麗。

 

 

f:id:clayhand:20180213194230j:plain

線の強弱を丸ペンでガリガリ書いていくタッチが好きなのだ!!

 

 

和服表現の美しさが段々と完成系へ向かう

f:id:clayhand:20180213194354j:plain

あーーもう、この絵はかなり好きなんです!!

構図、色の雰囲気、人物のポーズ、

風の吹き方、リボンのたなびき方、

和服のしわ、和傘、花びら。

 

私の好きな要素が全部詰まってる!!

右側の余白がロマン!!

 

f:id:clayhand:20180213194807j:plain

た!ま!ら!ん!!!

線の1本1本に生命を感じる!!!

 

まとめ:響子ちゃんは作者の繊細さが極まった時代!

コミックスは全3巻。

途中でプツッと終わっちゃった作品でしたが

ジャンヌから非常にスムーズに移行してがっつりハマった作品でした。

 

女の子のお姫様願望をなぜこんなにも絶妙に突けるのだろう・・・。

本編の白黒絵も舞台が主に宮殿ゆえに、途方に暮れるほど細かいです。

さくっと読めるので是非ご一読を。