ごきげんよう。
桜餅こと、桜田餅子(28)です。
りぼん・別冊マーガレット等で有名な漫画家、種村有菜さんの原画展。
レポ第4回です。
前回まででやっとジャンヌ編が終わったので、今回は響子ちゃんから!
ペン入れの細かさを極めすぎている時代
いやいやいや・・・・時計の細かさよ・・・
おいおいおい・・・・リボンの動き気持ちよすぎるよ・・・
地球!!髪の毛の動き!
これ、本当に漫画の扉絵?絵画じゃなくて?
・・・!?!?
同じ時計を3回描いた・・・・だと・・・!?
繰り返しますが、どこまでもアナログを追及する漫画家、それが種村有菜さんなのです。
コピペで一発、とはしない。
そのうえで、手書きのタッチがきちんと活きているところがすごい。
無駄努力ではないのである。
オール丸ペンでのペン入れ開始!!
響子の全編通した線のタッチが、私が種村さん絵で一番好きな時代です。
響子の時から輪郭線から髪の毛からALL丸ペンにしてて。
その繊細さがすごく綺麗。
線の強弱を丸ペンでガリガリ書いていくタッチが好きなのだ!!
和服表現の美しさが段々と完成系へ向かう
あーーもう、この絵はかなり好きなんです!!
構図、色の雰囲気、人物のポーズ、
風の吹き方、リボンのたなびき方、
和服のしわ、和傘、花びら。
私の好きな要素が全部詰まってる!!
右側の余白がロマン!!
た!ま!ら!ん!!!
線の1本1本に生命を感じる!!!
まとめ:響子ちゃんは作者の繊細さが極まった時代!
コミックスは全3巻。
途中でプツッと終わっちゃった作品でしたが
ジャンヌから非常にスムーズに移行してがっつりハマった作品でした。
女の子のお姫様願望をなぜこんなにも絶妙に突けるのだろう・・・。
本編の白黒絵も舞台が主に宮殿ゆえに、途方に暮れるほど細かいです。
さくっと読めるので是非ご一読を。