漫画家種村有菜さん原画展レポシリーズ第3回です。
原画展ですが、次回は名古屋での開催が決定しています!
2018年2月1日~2月13日の開催です。
www.clayhand.online
本レポは2017年夏に池袋で開催されたものとなります。
シリーズ過去記事はこちら。
【種村有菜原画展レポ①】草花の描き方!モデリングペースト!カラートーン!美しいアナログ技【客層・イオン・神風怪盗ジャンヌ編】 - 世界はこんな色をしてたのか。(28)
【種村有菜原画展レポ②】構図が面白い!使用画材が豊富!美しいアナログ絵【ジャンヌ編】 - 世界はこんな色をしてたのか。(28)
いっきまーす
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白黒原稿が美しい・・・!
原画展ではカラーだけではなく、モノクロ原稿も飾ってありました。
モノクロ原稿は図録には載っていないので会場限定ですね!
(笑)。
少女漫画の顔面の造形は、ジャンヌ以前と以降に明確に分かれると思っている。
ちなみに、最近は白黒原稿に墨汁を使っているそうですがジャンヌのころはインクを使っていたそう。
トーン細かすぎない!?
髪の中までトーンいれるのも、有菜っちが始めたような気がするんですが・・・。
どうなんでしょう?
ていうか白黒原稿まじで「白」と「黒」でパキっと綺麗でした~(語彙力)
トーンだからアシスタントさんがすごいんだけどさ、アシ隊のなかでも有菜っちが一番トーン貼りが上手で速いらしい。
単純に細かい作業が得意なんだろうなぁ。
原画のホワイトの臨場感がすごい!
もう、この話超すき。
第2主人公フィンちゃん。
涙!こぼれちゃう!!!!
ここのホワイト、原画で見たらすごかった!
うわ~~涙が落ちちゃう!あふれちゃう!
静止画なのに、あとからあとから溢れてる涙が動画のようで。
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カラーには印刷発色までこだわる!
見開きの扉絵・・・。りぼんなのにこのエロさである。
扉絵もこの回のアレな内容も、当時すっげーたたかれてた記憶。
今じゃもっと過激なのにね・・・。
この原画、「あれ?こんな絵だっけ?」と思った方、生粋のりぼんっ子ですよ!
コメントによると、
りぼんなのに暗い絵すぎたので、担当さんに印刷過程で紫の影を飛ばされたとのこと!
掲載時にはもうちょっと明るめの絵になっていたみたい。
静かな攻防があったそうです(笑)
こちらもくら~い絵ですね。
良いふともも・・・!
当時桜餅的にはすごく新鮮で、かっこいい!大人っぽい!と思ってどんどん有菜っちの絵にはまっていました。
これ、ふろくノートに使われた絵らしいんだけど桜餅覚えてないんだよな~;
割と初期の頃のふろくですかね??
杖の口元のあたりが偶然陶器っぽく着色されているところに注目とのこと。
た、たしかに!
服の皺を永遠に見ていられる!
有菜っちの服のしわの躍動感みたいなのが大好き。
ウエストのきゅっとしたあたりとか、和服の長い袖がたなびいてる感じとか、しっかりプレスされたプリーツスカートとか・・・。
もう、ずうっと見ていられる。萌え・・・。
和服最高!完璧な巫女コスチューム。
当たり前すぎて忘れちゃうけど、ジャンヌのキャラデザの完璧さよ・・・。
紐と帯の感じ。
そしてウエストにキュウウッと入れ込まれている部分の服のしわ!
あー最高。
ふろくカレンダーの1月イラスト!
圧倒的華やかさ。
赤がすごくきれい。
スカートの細かいプリーツが素晴らしいよぉぉ。
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ワンピースの描き方もすごくすき。
ジャンヌ絵じゃないけど。
この服のしわ凄すぎません?
彩色はストッキングに命かけたとのコメントがありました。
主線は鉛筆だそうで、とても柔らかい。
細かい花柄!小さいレース!
小花柄大好きです。
布の厚みや素材が絵だけで伝わるってすごいなぁ。
まとめ:ジャンヌ完全版コミックおすすめ!描き下ろし後日談つき!
ジャンヌは一番はまった作品で
まだまだ貼りたい絵があるのですが
キリがないのでこのへんでジャンヌ編完結にしたいと思います。
この辺はまだまだ初期絵。
原画展の神髄はこの後の作品にあるのでお楽しみに~。
次回は響子ちゃんと皆大好き神山満月ちゃん絵の紹介をしたいと思います!!
★追記★響子編書きました
ジャンヌが懐かしくなった方は漫画久々に読みませんか!
是非完全版でどうぞ!!
完全版はフィン×アクセスの後日談漫画が描き下ろされてて萌え萌えですよ!
これだけでも購入の価値ありです。
各巻の表紙絵も描きおろしですね。タッチは変わってますが、それも新鮮で楽しめます。
※なお、完全版は電子書籍になってないので後日談漫画が読みたければ、こちらの紙の本買うしかないです;