ごきげんよう。
桜餅こと、桜田餅子です。
今年結婚したばかりの専業主婦、子供はいまだおらず子育て経験なし。
保育関連の仕事はもちろんしたことなし。
そんな私でも保育士試験を独学で詰め込み勉強し、十分に戦えました。
▼(参考)私の受験きっかけや、受験資格・内容についてまとめています
勉強してみて
「最初からコレに気付いていればよかった」
「もう一度いちから勉強するならもっと効率よくできるのに」
と感じることが多々ありましたので、これから受験する方のお役立ちと自己記録をこめて何記事かに分けて語っていきたいと思います~!
スポンサーリンク
筆記試験9科目の詳細
実際の「筆記9科目」ってどんな科目があるだろう?何を覚えるんだろう?コツはなんだろう?ってことを解説(おこがましい)していきたいと思います。
筆記9科目は以下のとおり。
・保育の心理学
・教育原理
・児童家庭福祉
・社会福祉
・教育原理
・社会的養護
・子供の保健
・子供の食と栄養
・保育実習理論
本記事では「保育の心理学」「保育原理」について書いてみます。
スポンサーリンク
1 保育の心理学
初日1科目目のこちらは、心理というより発達について学びます。子育て経験がある方はほぼゼロ勉強でいけますよ。
ポイントは実験結果・語句をいちいち実際の子供の様子に当てはめて、「なるほど、だからこんな行動するのか~!」と覚えていくこと。
私は育児ブログを毎日読み漁っているので、ほぼブログ知識で回答しました(笑)。
発達を規定するのは遺伝なの?環境なの?
遺伝派(成熟優位派)のゲゼルと環境派のワトソンと両方関係派(ずるい)のルクセンブルガーとジェンセンがいます。
それぞれの言い分と根拠となる実験を覚えれば完了。
双子実験がおもしろい!母子分離時の観察実験がかわいそう!
発達理解
いつ首すわる?いつ喋る?を理解すれば完了!
これ完全に、
(あのブログの2歳の○○くんがこないだごっこ遊びしてたから5歳は遅すぎ、×。)(あのブログの△△ちゃんが鏡に興味持ってたのは1歳すぎだからこれは○・・・)
といった調子で回答できました。
ブロガーの皆さんに激しく感謝です!!!
ピアジェって人がこの過程にいちいち「7歳~12歳:具体的操作期」とかメンドクサイ名づけをしているのでそこだけ暗記です。
人との相互関わりの発達
ボウルビィさんの愛着実験や、道徳発達についても実験してる人が何人かいるのでそれを覚える。あとはだいたい子育て経験(ブログ知識)で解ける問題です。
人見知りはいつからするか、指さしはいつか、お友達と遊ぶのはいつからか、親の不安な表情を読み取るのはいつからか・・・など。
それを踏まえて保育士が配慮することが年齢別に微ッ妙~~~に変わってきます!
ココが保育の心理学の最も面白く勉強のし甲斐がある(難しいとも言える)ところだと感じました!!
一生の発達
エリクソンのモラトリアムとかアイデンティティとかのやつです。高校で倫理を勉強した人ならゼロ勉でいける。あとは自分に照らし合わせてイメージすると覚えやすい。
(成人前期の課題「親密性」を突破した人が愛を手に入れる・・・私大丈夫かなコレ)(老年期にうまく課題攻略できないと「絶望」になる・・・オイオイ、私のお父さん大丈夫かな!?)等。
2 保育原理
2科目目の「保育原理」。
科目こそ別ですが、保育の心理学で学んだことと似ています。
発達の特性・ねらいが、なにやら難しくまとめられている文章があるんです。
それが「保育所保育指針」!!
保育園は「保育所保育指針」という法律みたいなものに従って運営されています。
その穴埋め問題がほとんどです。平成30年後期は保育所保育指針からだけで12問出題!!笑
多すぎだろ!!!
指針として文章がしっかり告示されているものなので、「人格形成」なのか「人間形成」なのか、とかそういう一文字の違いを問われます・・・(ちなみに保育所保育指針では人間形成、学校教育法では人格形成)。
ひたすら読んで読んで聞いて聞いて独特の言い回しを身に馴染ませます。
あとは、他の科目の問題演習をして間違った場合、テキストに戻る他に保育所保育指針にも根拠となる部分が必ず載ってるので合わせて目を通しとくとよいです!
例
科目「保育実習理論」の問題(仮)
保育所保育指針に照らすと「感じたこと、考えたことを自分なりに言葉で表現する。」は「表現」で大事にしたい教育に関わるねらいである、○か×か
みたいな問題。
答えは×なんですが「なんで!?」と思ったら保育所保育指針を見る!
良く読むと5つあるねらいのうち「表現」じゃなくてこの一文は「言葉」のとこにあるっっ!!
クソがっと思って蛍光ペンをガッと引く、みたいな感じです。
他科目の勉強中にだいたい点が取れる、それが保育原理だっっ!!
あとは最近の保育理念が固まるまで、海外から日本まで色んな人の思想・論文がありますのでその歴史や人物特徴をひたすら覚えます。
(この人の考え方いいな)とか(こいついけすかねぇな)とかツッコミ入れながら読むと覚えられます。
個人的には”教え込みより生活経験から得られる直感だ!”って言ってるペスタロッチさんが好きです。
モンテッソーリさんの考えや、日本の保育園っていつどこで始まった?ってことや、最近の待機児童どうなってんのよ!(いろんなプランや対策、法律が出てるけど牛歩の歩みであることがよく分かる)ってこと、幼稚園・保育園・こども園の違いなどなども覚えます。身近なことなので頭に入りやすいように感じました。
そう、「児童家庭福祉」に比べれば、全然すんなりとイメージできて覚えられますよ、フフ・・・。
▼詳しくはこちら
▼社会福祉もごちゃごちゃと難しいです
まとめ:イメージが大事
保育士試験、どの科目も文章も数字も多く、覚えようと思うと大変でした。
ですが、日常の子供の様子、自分の経験に照らし合わせるものが見つかると、覚えやすいしとても面白かったです!!
この受験記はテキストに載っていない攻略ポイントみたいなのを伝えていければな、というのを表目標に、「保育士試験、ちょっと面白そう!」って思ってもらえるのを裏目標にしております!!
記憶の新しいうちに続きを書きたいと思います。
どんとはれ!!
▼保育士試験何度か挑戦中の方にオススメの記事。「欲しい科目だけ問題集を買う」方法を発見しました。
▼覚えた知識を使わずに解ける問題も結構多い