ごきげんよう。
桜餅こと、桜田餅子(28)です。
漫画家の種村有菜さんの原画展レポ、続きです。
前回はこちら
今回は(多分次回も)すべて神風怪盗ジャンヌの絵です。
さっそくいきます。
構図がとにかくすごい!紙上にあふれる世界観!
ジャンヌにおいて十字架は大事なモチーフ。
十字架にくりぬかれたレンガからのぞくまろんちゃん。
まろんちゃんのことをとても愛しく思う人からの視点だな・・・って、見ている人の優しい気持ちのフィルターすら表現してると感じる。
これねぇ、真ん中にモノローグがあって、絵とすごーくマッチしてるんですよぉ~。
え?どんなモノローグかって?ジャンヌを全巻暗記している桜餅にまかせない。
怪盗になったの
人を救える怪盗になったの
そして夜は味方になったの
こわいものなんてなにもない
私は強さを手に入れた
私は居場所を手に入れた
だからお願い
この十字架をとりあげないで
強さのしるし とりあげないで・・・
横顔が切ないぜ・・・
なお、こちらの作品色のついた特殊紙を使用していてロザリオのバックに白スプレーを吹いているので発光しているように見えるそうです。すごい!
ていうか、個人的に
「ふたつに区切られた絵」に弱い。
これとかね。
さてお次は。
りぼんの表紙ですね!
表紙としてスペースに制約がある中なのに、華やかで、話の内容もたった一枚で一発で分かるのがすごい。
飛ばしたホワイトがポコポコしてるのが原画だと良くわかりました。
使用画材が豊富!ポスカ綺麗!アクリルガッシュの使い方!
このポスカでのアニメ塗りがカワイイ。
ポスカといえば、こちらも。
左上の♡がはがれているのが原画展ならでは・・・と思ったけど掲載時から剥がれていたっぽい。
お次はこちら。
どういうことでしょう。
こういうこと~!
私は!ありなっちのこういう「道具の工夫」が好きなんだっっ!
もうねぇ~。
印刷された絵ですらもう綺麗なのに、原画はさらに美しい。
サイズ感も分かるから原画展、本当にオススメです。
なんだか、「あぁ、これは一気にできた印刷や現像ではなくて、本当に最初はただの真っ白な紙で、一人の人間が一手一手書き入れて出来上がったものなんだなぁ・・・」と当たり前の事を改めて感じられます。
現在は石川県新小松で開催中。2017年11月26日まで。当日券もあります。
種村有菜原画展が石川県新小松イオンでも開催決定!行けなかった人は絶対行くべき。 - 世界はこんな色をしてたのか。(28)
行けないよ~(>_<)という方、現地価格の約3倍ですが図録がアマゾンで出品されてます。原画展にある全イラストが解説付きで載っています。
どんとはれ!